制度あり最終確認 2026-08-16
落ちやすいのはここです
- 昭和56年5月31日以前に建築された建物であること
- 世帯全員が市区町村税を滞納していないこと
甲府市で気をつけること
- 補助率2分の1・上限100万円の除却助成は、市が「特定空家等」と認定した空き家が対象で、傷みが軽い空き家を片づけたいというだけでは使えない
- 一見すると解体補助があるように見えますが、罠は「空き家バンクに6か月以上載せ、実際に買主と売買契約を結んでからでないと使えない」点です
- 解体してから売りたい、あるいは仲介業者に普通に売却したいというよくある実家じまいの動線には乗りません
- 逆に言えば、時間に余裕があり空き家バンク経由で売る覚悟があるなら、売買契約費用10万円・家財処分10万円・除却最大80万円と合わせ技が組めるので甲府市はかなり手厚い部類です
- 昭和56年5月31日以前の建物という築年要件があるため、平成以降に建てた実家では対象外になります
- 特定空家に認定されるほど傷んだ家なら100万円枠のほうが有利なので、まず空き家対策課に現況を伝えて、どちらのメニューを狙うか整理してから動くのが正解です
- 認定に至らない空き家は、空き家バンクに登録して売買契約が成立した売り主向けのメニュー(昭和56年5月31日以前に建てられた建物の除却工事費の2分の1、上限50万円、区域により最大80万円)が受け皿になる
- こちらは売買契約の締結日から6か月以内に申請する必要があり、先に解体して後から買い手を探す順番では期限に間に合わないことがある
- 買い主側には、購入した空き家に5年以上定住することと自治会に加入することが求められる
対象になるか(6項目)
- 甲府市空き家バンクに登録し6か月以上継続して掲載した物件であること
- 昭和56年5月31日以前に建築された建物であること
- 売買契約が成立していること(売主が申請)
- 申請は売買契約締結日から6か月以内
- 世帯全員が市区町村税を滞納していないこと
- 交付決定後に着工すること
金額の決まり方
| 制度名 | 甲府市空き家バンク活用促進助成制度(建物除却工事費用) |
|---|---|
| 上限 | 80万円 |
| 補助率 | 除却工事費の2分の1。上限は基本50万円、居住誘導区域内は70万円、まちなかエリア内は80万円 |
| 申請期間 | 売買契約締結日から6か月以内に申請 |
| 予算枠・件数 | 公表なし(年度予算の範囲内) |
出典:甲府市 公式ページ(2026-08-16 確認) 公式ページを開く
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甲府市で解体する前に、壊さずに売れないかを確かめておく
甲府市の補助金は、上限額を見れば分かるとおり解体費の全部を出すものではありません。木造30坪の解体費は90万円〜135万円が目安です。建物が建ったままでも買い取る会社があります。その場合は解体費がかからず、更地にしたあとに土地の固定資産税が上がる問題も起きません。買取価格と、解体費を払って更地で売った場合の手取りを並べてから決めてください。
申し込む前に確認してください。①買取価格は市場価格より低くなるのが一般的です。急がないなら、仲介で売る道も残っています。②査定は無料ですが、申し込むと会社から連絡が入ります。③本人以外の申込みは成果になりません。
あわせて確認したい制度
別枠で甲府市特定空家等除却費助成金(除却工事費・廃材処分費の2分の1、上限100万円)があり、市が特定空家等に認定した物件が対象です。専用の案内ページは公開されていないため、認定を受けているかどうかは空き家対策課への確認が必要です。ほかに空き家バンク登録物件の家財道具処分費補助(2分の1・上限10万円)もあります。
補助金が使えるか分かったら、次はこれです
甲府市で解体すると、いくらかかるのか
補助の上限額だけを見ても、手元からいくら出るのかは分かりません。先に解体費の側を見てください。
木造・延床30坪・山梨県の水準(重機が入れる前提)
90万円 〜 135万円
坪単価30,000〜45,000円 × 30坪 × 山梨県の地域係数1.00(全国の標準)
| 構造 | 坪単価(円) | 30坪の目安 |
|---|---|---|
| 木造 | 30,000〜45,000 | 90万円〜135万円 |
| 軽量鉄骨 | 38,000〜55,000 | 114万円〜165万円 |
| 重量鉄骨 | 43,000〜70,000 | 129万円〜210万円 |
| 鉄筋コンクリート | 54,000〜85,000 | 162万円〜255万円 |
木造30坪で、補助が上限の80万円まで出たとすると、手元から出るのは 10万円 〜 55万円 です。ただし補助金は上限であって、満額が出るとは限りません。多くの自治体は「工事費の3分の1まで」「2分の1まで」といった割合の上限も併せて持っていて、金額の上限と割合の上限の低いほうが適用されます。上の条件欄も必ず読んでください。
甲府市だけの坪単価は公表されていないので、山梨県の水準で出しています。同じ市内でも、前面道路の幅・重機が入れるか・隣家との距離・アスベストの有無で金額は大きく動きます。この表は「桁を外さないため」のもので、見積書の代わりにはなりません。
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補助金の手続きに入る前に、甲府市の解体費そのものを確かめてください。
補助額はたいてい「工事費の何分の1」「上限いくら」で決まります。元の見積りが高いままだと、補助が下りても手出しはあまり減りません。逆に見積りが下がれば、補助の対象に収まる割合が上がります。
申し込む前に自治体へ連絡してください。ほとんどの制度が「交付決定より前に契約した工事」を対象外にしています。見積りを取るのは自由ですが、契約は決定を待ってからにしてください。
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甲府市で解体するなら、家の中のものは解体業者の仕事ではありません
環境省は、解体のときに家の中に残っていたもの(残置物)について「残置物については、その処理責任は当該建築物の所有者等にある」と通知しています。工事で出る廃材は元請業者が処理しますが、工事の前から家にあった家具・家電・衣類は別です。一般家庭のものなら一般廃棄物で、甲府市の一般廃棄物処理計画に沿った出し方になります。甲府市で解体の見積りを取る前に、この分量をどうするか決めておいてください。
①作業するのは加盟店です。紹介された業者が甲府市の一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているかは、ご自身で確かめてください。当サイトは確認していません。②不用品の回収だけを頼みたい場合には向きません。遺品整理・生前整理としての依頼が対象です。③甲府市で残置物の処分費が補助の対象になるかは、このページの条件で確認してください。片づけも解体と同じく、交付決定より前に契約すると対象外になる制度があります。
片付けの順番と、粗大ごみの実額は実家の片付けの手順に、業者に頼んだときの見積りの中身と許可の確かめ方は遺品整理の費用にまとめています。
山梨県の解体補助金を上限額の高い順に見る
同じ山梨県内でも、上限額と対象になる条件はこれだけ違います。実家のある市区町村を選ぶと、その自治体の落ちやすい条件と担当課の電話番号が出ます。
この自治体の条件を読んだあとに、確かめること
- 上限額まで出ても、解体費の全部は出ません。残りを下げられるのは業者選びです。
実家の解体費用の相場と業者の選び方 - 解体して売るなら、譲渡所得から3,000万円を引ける特例があります。期限の数え方に注意してください。
空き家の3,000万円特別控除の要件 - 決めかねている間も費用は出ていきます。固定資産税・保険・管理の実額を積み上げています。
空き家の維持費は年間いくらか